「いつか海外旅行に行ってみたい」
そう思いながらも、「パスポートを持っていないし……」「海外旅行はハードルが高そう」と、最初の一歩を踏み出せずにいる人も多いのでは? でも、今は海外旅行を始める絶好のタイミングかもしれません。2026年7月から、日本のパスポート発行手数料が引き下げられました。10年用は7,000円の値下げ。せっかくパスポートを取るなら、その先の「初めての海外旅行」も考えてみたいところです。
「パスポートを取ったら、どこへ行こう?」
そんな人にぜひおすすめしたいのがベトナム。
日本からアクセスしやすく、時差もわずか2時間。ハノイ、ホーチミン、ダナンなど主要都市へ直行便でアクセスでき、短い休みでも旅を楽しみやすいのが魅力です。比較的治安もよく、海外旅行が初めての人にも旅をしやすいのがうれしいポイント。街歩きやグルメ、カフェ、ショッピングまで楽しみ方も多彩。そして、ベトナム旅行の面白さは、観光スポットを巡るだけではありません。
朝はフォー、街歩きの途中でベトナムコーヒー。バインミーやブンチャーを頬張り、夕方には冷たいビールで乾杯。市場やナイトマーケットを歩き、帰国前にはコーヒーやチョコレート、胡椒、お菓子をスーツケースへ。そんな “ベトナムの日常にちょっとおじゃまするような旅”ができるのが、ベトナムの魅力です。
今回は、初めて訪れるなら押さえておきたい食・カフェ・お酒・市場・お土産を厳選。
パスポートを手にしたら、次の旅先はベトナムへ。
01|まずはベトナムコーヒー。カフェ時間を旅の予定に入れよう
ベトナムに着いたら、まず楽しみたいのがカフェ。ベトナムでは、カフェは単にコーヒーを飲む場所ではなく、街の空気を感じながらゆっくり過ごす場所です。路地裏の小さな店から眺めのいいモダンなカフェまで、街を歩けば個性的な店に出会えます。ぜひ注文したいのが、「カフェ・スア・ダー(Cà phê sữa đá)」。濃いめのコーヒーに練乳を合わせ、氷を入れて楽しむベトナムの定番です。さらに、ハノイのエッグコーヒー、フエ発祥の塩コーヒー、ココナッツコーヒーなど、個性派も要チェック。「観光の合間にカフェ」ではなく、「カフェに行くために街を歩く」くらいの気持ちでもいいかもしれません。お気に入りの一杯を片手に、道行くバイクや人々を眺める。そんな時間も、ベトナム旅行の大切な思い出になります。

02|バインミーは“歩きながら”食べたい
ベトナムを代表するグルメといえば、やっぱりバインミー(Bánh mì)。外はパリッ、中はふんわりとしたバゲットに、肉やパテ、香草、なますなどを詰め込んだサンドイッチです。パンの香ばしさ、肉のうまみ、野菜の酸味、香草の爽やかさ、そしてピリッとした辛さ。一口でさまざまな味が楽しめるのがバインミーの魅力です。朝食、ランチ、おやつにもなる手軽さもポイント。街のいたるところで販売されているので、気になる店を見つけたら、まず一つ買ってみましょう。行列ができている店、地元の人が次々と買っている店、路地からいい匂いが漂ってくる店。そんな “気になる一軒”を見つけて食べてみるのも、ベトナム旅行の醍醐味です。

03|フォーは「朝」に食べてみる
日本でもおなじみのフォー(Phở)。だからこそ、ベトナムでは日本との違いを楽しんでみたい料理です。フォーはもともと北部発祥。ハノイでは澄んだスープに米粉麺を合わせ、ライムや唐辛子、ハーブなどを加えていただきます。そして、ぜひ試したいのが「朝フォー」。ベトナムではフォーを朝食として食べる文化があり、朝の街を歩いていると、湯気の立つフォーの店に出会うことも。少し早起きして、まだ静かな街で熱々のフォーを一杯。それだけで、「ベトナムに来た!」という気分になれるはずです。

04|ハノイに行くなら、ブンチャーは絶対に外せない
ハノイを訪れるなら、フォーと並んで覚えておきたいのがブンチャー(Bún chả)。米麺の「ブン」に、炭火で香ばしく焼いた豚肉や豚つくね、たっぷりのハーブを合わせ、魚醤ベースのつけ汁につけて食べるハノイの名物です。店に近づくと、まず感じるのが炭火で豚肉を焼く香り。麺、肉、野菜を少しずつつけ汁に合わせて食べるスタイルは、フォーとはまた違った楽しさがあります。ハノイの街を歩いていて「なんだかこの店、いい匂いがする」と感じたら、それも店選びのサインかもしれません。

05|コムガーで、ベトナム中部の“ごはん”を味わう
ベトナムの魅力は麺だけではありません。中部を旅するなら、ぜひ探してみたいのがコムガー(Cơm gà)。鶏肉とごはんを組み合わせた料理で、地域によって味わいやスタイルもさまざまです。特にホイアンやダナンなどでは、黄色く色づいたごはんに、ほぐした鶏肉やハーブ、野菜などが添えられた一皿に出会えます。ベトナム旅行では、「フォーとバインミーだけで終わらせない」のがポイント。その土地ならではのローカルごはんを一食入れるだけで、旅の記憶が一段深くなります。

06|夜は「ビアホイ」で、ベトナム流に乾杯!
おいしい料理を食べたら、次はビール。ベトナムの夜を楽しむなら、一度は体験したいのが「ビアホイ(Bia hơi)」です。街角の小さなプラスチック椅子に座り、冷たい生ビールを楽しむベトナムらしい飲み方のひとつ。特にハノイでは、夕方になると街のあちこちでビールを片手に食事を楽しむ人々の姿を見ることができます。おしゃれなバーもいいけれど、初めてのベトナムなら、一度くらいは小さな椅子に腰掛け、街の喧騒をBGMに乾杯してみては?乾杯するときは、ベトナム語で「モッ、ハイ、バー、ヨー!」。隣のテーブルから聞こえてきたら、思わず一緒に乾杯したくなるかもしれません。
07|市場へ行こう。お土産探しは「値段交渉」までが旅!
ベトナムに来たら、ぜひ予定に入れてほしいのが市場巡り。ハノイ、ダナン、ホーチミンなどの市場には、食品から雑貨、衣料品、アクセサリーまで、ベトナムらしいものが所狭しと並んでいます。市場の魅力は、商品を見るだけではありません。店員さんとのやり取りまで含めて楽しめること。商品によっては値段交渉を楽しめる場合もあります。
「これ、いくら?」
「もう少し安くならない?」
そんなやり取りから、ちょっとした駆け引きがスタート。電卓を片手に数字を見せ合い、最後に「じゃあ、それで!」となったときの達成感も旅の思い出です。もちろん、すべての商品で交渉できるわけではありません。値段にこだわりすぎず、最後は笑顔で「カムオン(Cảm ơn/ありがとう)」。市場では、「何を買うか」だけでなく、「どう買うか」まで楽しむのがおすすめです。「この柄、かわいい!」「これは何に使うんだろう?」そんな偶然の発見も、市場巡りならでは。お土産探しを“ショッピング”ではなく、“街歩き”として楽しんでみましょう。

08|夜はナイトマーケットへ。昼とは違うベトナムを歩こう
市場を楽しんだら、夜はナイトマーケットへ。日が落ちると、昼間とは違った熱気が街を包みます。ずらりと並ぶ屋台、きらきらとした照明、食欲を刺激する香り、人々の声。そんな “夜のベトナム”を感じられるのが魅力です。雑貨や洋服、お土産を探すのはもちろん、屋台グルメを食べ歩くのも楽しい。「ちょっとだけ見てみよう」と歩き始めたのに、気づけば一時間なんてことも。ハノイ、ホーチミン、ダナンなど、それぞれの街で開催されるナイトマーケットを旅程に合わせて探してみましょう。昼は観光、夕方は市場、夜はナイトマーケット。そんな “予定を詰めすぎない夜”こそ、ベトナム旅行では贅沢な時間かもしれません。

09|お土産は「ベトナムの味」を持ち帰る
旅の最後は、「これは日本に持って帰りたい!」というものを探してみましょう。まずチェックしたいのは、ベトナムコーヒーとフィン。ベトナムでは、専用の金属製フィルター「フィン(phin)」を使ってコーヒーを淹れる文化があります。コーヒー豆とフィンをセットで買えば、日本に戻ってからもベトナムのカフェ時間を再現できます。そして、もう一つ注目したいのがベトナム産チョコレート。ベトナムではカカオも生産されており、ベトナム産カカオを使ったチョコレートも人気です。おしゃれなパッケージの「MAROU」や「ALLUVIA Chocolatier」などは、友人へのお土産にも、自分用にもぴったり。「ベトナムで食べたあの味を、日本でももう一度」そんな気持ちで選ぶのも、お土産選びの楽しみ方です。

10|料理好きには「胡椒」を。スーパーで“地元の暮らし”をのぞいてみよう
意外とおすすめしたいのが、胡椒。ベトナム南部のフーコック島は胡椒の産地として知られ、粒胡椒や黒胡椒など、さまざまな商品が販売されています。料理好きの人へのお土産なら、ちょっと通なベトナム土産として喜ばれるはず。そして、ぜひ訪れてほしいのが現地のスーパー。「せっかくベトナムまで来て、スーパー?」と思うかもしれません。でも、これが意外と楽しい。胡椒、ベトナムコーヒー、お茶、お菓子、調味料、インスタント麺のフォーなど、ベトナムならではの食品がずらり。市場とは違って商品がきれいに並んでいるので、「これ、日本では見たことない!」というものを探すのにもぴったりです。さらに、現地の人が普段どんなものを買っているのかを垣間見られるのもスーパーの面白さ。市場では “ベトナムらしい買い物体験”を、スーパーでは“ベトナムの日常”を。同じ買い物でも、少し違った楽しみ方ができます。旅の最後に立ち寄って、宝探し感覚で歩いてみてください。思いがけないお気に入りが見つかるかもしれません。
11|初ベトナムなら、これだけ覚えておけば大丈夫!
ここまで読んで「結局、何をすればいいの?」という人のために、初めてのベトナム旅行でぜひ体験してほしいことをまとめてみましょう。
食べる
ベトナムコーヒーを飲む
バインミーを食べる
朝フォーを食べる
ハノイならブンチャーを食べる
ダナンやホイアンなど中部ならコムガーを探す
飲む
ベトナムビールを飲む
ハノイならビアホイを体験する
街の雰囲気を感じながら乾杯する
買う
市場を歩く
気になるものを探す
可能なら値段交渉も楽しむ
ナイトマーケットを散策する
コーヒーやチョコレートを買う
胡椒やお菓子をお土産にする
全部を完璧にこなす必要はありません。
むしろ、「今日は何をしよう?」とその日の気分で決めるくらいが、ベトナムにはちょうどいい。
12|最後は“モノ”ではなく、ベトナムの時間を持ち帰ろう
カフェ、バインミー、フォー、ブンチャー、コムガー、ビール、市場、ナイトマーケット、チョコレート、コーヒー、お菓子。こうして並べてみると、ベトナム旅行の魅力は、観光スポットだけではないことに気づきます。
朝、湯気の向こうで食べるフォー。
路地裏のカフェで飲む濃いコーヒー。
炭火の香りにつられて入ったブンチャーの店。
夕方、プラスチックの椅子に座って飲む冷たいビール。
市場で店員さんと笑いながら交渉した時間。
夜のナイトマーケットを、買ったばかりのお土産を抱えて歩いたこと。
そして帰国前に「これは日本でも食べたい」と選んだチョコレートやコーヒー。
そんな何気ない一瞬こそ、旅が終わってから一番思い出すものなのかもしれません。初めての海外旅行なら、予定を詰め込みすぎなくても大丈夫。
「今日は何を食べよう?」
「次はどのカフェに入ろう?」
「市場で何を探そう?」
そんな気ままな旅を楽しんでみてください。ベトナムは、街を歩けば歩くほど、食べれば食べるほど、知れば知るほど面白くなる国。パスポートを手にしたら、次の旅はベトナムへ。あなたにとっての「初めてのベトナム」を見つけてみませんか?
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パスポートを手にしたその先には、まだ知らないベトナムの街と、おいしい料理、カフェ、ビール、そしてたくさんの出会いが待っています。
次の旅は、ベトナムへ。




























