水上人形劇はベトナムの伝統的な芸能のひとつ。古くは北部の農民が収穫の際に演じていたものです。近年はその人気が高まり、ホーチミンシティに続き2015年にホイアンでもスタートして以来、すっかり人気のアトラクションとなりました。
チケットは当日劇場の入口前で係員が販売。自由席のため、特に欧米人観光客は公演時間の30分以上前から来場して最前列を確保しています。劇中の解説はベトナム語と英語ですが、人形の動きでストーリーは理解できます。短い演目が次々と展開されるスピード感とコミカルな演技や水しぶきをまいたりするアクションは、子供から大人まで楽しめます。人の腰ほど水を張った舞台でユーモラスに、時には龍の荒々しい波を起こしたりと、人形に生き生きとした動きを与えるのは体力も必要だし、高い技量も必要だろう。
屋外劇場ということもあってか、ハノイよりも開放的でノリがよく観客との距離が近く感じられますよ。水の中で人間が操るアナログな感じも今となっては新鮮。中部の昔話を取り入れているので、ハノイやホーチミンシティで観たという人もぜひご鑑賞を!