ベトナムには54も少数民族がいるって知ってますか?そして、その多くがベトナム北部の山岳地帯に暮らしています。ハノイから北に約250キロ、車で6時間ほど走った山あいに、サパという町がある。ここは、少数民族とのふれ合いや、棚田の風景が美しい、欧米人に人気の町。
花モン族、黒モン族、赤ザオ族など、それぞれの民族がオリジナルの文化を持っている。民族衣装のデザインも違い、衣服に施された繊細な刺繍がとても素敵。朝もやに包まれたサパの町、子供たちが走り回る少数民族の村、美しい棚田・・・サパは見るもの全てが新鮮でフォトジェニック。そして地元の山ごはんがとっても美味しい。ヘルシーだからと安心して、つい食べすぎてしまう。ついでにヒンヤリとした空気も最高に美味しい。
サパから少し離れたバックハーという町では、周辺の民族が集まってサンデーマーケットが開催される。住人たちにとって、この日曜市は週に一度のお楽しみ。みんなそれぞれの民族衣装でおめかししてやってくる。カラフルな衣装と、飲んで食べて笑っている彼らを見ていると、幸せってこういうことかな。と、ふと思う。