ホーチミンシティの郊外にあるスイティエン公園は、「世界の有名テーマパーク12選」に選ばれて以来、人気の巨大アミューズメントパーク。園内は広大で１日遊んでも網羅するのは難しいくらい。公園のテーマは、ベトナム神話伝承と仏教。そのシンボルはプールにそびえる、ベトナムで最初の国を創建したといわれるフンヴォン王だ。そのほか、ハイバーチュンやオウコー、ラックロンクアンなどベトナム神話に登場するそうそうたる人物の巨大なオブジェが公園を彩る。それらの人物を知れば、ベトナム創設神話や伝説について学ぶことができるわけ。さらに園内には10メートルごとに突っ込みたくなるオブジェが配置され、立ち止まって写真を撮って、なかなか先に進めない。アトラクションは、ジェットコースターや観覧車はもちろん、壮大な人類の起源を体験できる「It’s a Small World」風のライド系やハリーポッターという名のお化け屋敷、巨大ワニ釣りなど日本で絶対体験できない遊技が満載！遊びながらベトナムの歴史と精神世界に触れられる、ある意味壮大なテーマパーク。

スイティエン公園へは、現在はベンタイン市場からバスで1時間ほどかかるが、2020年には現在工事中のホーチミン地下鉄1号線がスイティエン公園まで開通予定。