お店のオーナーLanさんとDaoさんの営むサパのハンドメイドを扱うお店「Hemp&Embroidery(ヘンプ&エンブロイダリー)」。オーナーご自身が黒モン族で、家族経営のお店です。
このお店の商品は、リサイクルの民族の布とオーガニックのヘンプ(麻繊維)使っています。自分たちでデザインも行い、味のあるウォールタペストリーやブランケット、そしてバッグやアクセサリーなどの小物がたくさん。民族衣装からインスピレーションを得たデザインのジャケットやシャツなども人気があります。
モン族のハンドクラフトといえばヘンプの染付布で作ったブランケットやバッグなどが有名です。サパのエリアにたくさん自生するヘンプ。自生しているということは、肥料や薬剤を使って育てなくても大丈夫、つまり地球にやさしいエコ素材です。
そのヘンプで布地を織り、バティック(ろうけつ染め)で染め上げます。このエリアに自生する藍をつかったインディゴ染めや、その他の自然な染料を使ったカラフルな布に。そして刺繍を加えてオリジナルのデザインを作っていきます。
独自の生成り色の優しい雰囲気も魅力的。布の風合いも手作りのぬくもりを感じる素朴さがあります。この布があれば、部屋や寝室など一気に雰囲気がエスニック調に。丈夫で長く使えるのもうれしいポイントです。
様々なSDGsの取り組みに該当し、社会的なコミュニティー企業として、サパの人々に職の機会も創出し活動しています。ショップでは英語で会話が可能なので、色とりどりの商品のバックストーリーを尋ねてみては。とっておきの一品に出会えるかもしれません。