ホーチミンシティから車で約4時間、メコンデルタ最大の都市カントー。日本では知名度が低いけれど、欧米人旅行者の間では人気のデスティネーション。大河メコン川の河口に広がる三角州を開墾し、今では世界有数の稲作地帯に。一帯は農業用の水路が網羅し、さまざまな物資が運ばれていく。ここでは車よりも船が交通手段。水路には水上ガソリンスタンドや水上コンビニなどもあります。
カントーの名物とも言えるのが水上マーケット。夜明け頃からメコンデルタの恵みをいっぱいに積んだ大小様々な船が集まり、船上で売買が行われています。大きな船は卸業者で、ここで仕入れて町や村に戻り、地元の商店に卸すシステム。観光客は小さな船から商品を買うことができます。中でもパイナップルがおすすめ。その場でカットして渡してくれて甘くてとってもジューシー。
ベトナムでは白いご飯も食べるけれど、米麺がポピュラー。米どころカントーでは、フーティウというフォーよりも細い米麺をよく食べます。麺工場では、お米から麺ができるまでの工程を見学できます。作りたての半なまタイプのフーティウをお土産にいかが?常温で1ヶ月保存可能。
カントーは近年、新しいホテルも続々とオープンしているけれど、メコン川の支流となるハウ川沿いに立つ「ヴィクトリア・カントー ・リゾート」は、フレンチコロニアルタイルのエレガントな佇まい。手入れの行き届いたガーデン、大きなプール、ハウ川から運ばれてくる優しい風が心地よいインドシナの香り漂うリゾート。オープンエアのスパでマッサージを受ければ、気持ちよすぎて即ノックアウト。
どこか懐かしく、ゆったりと時間が流れるカントーへ、一年の締めくくりに心の洗濯に出かけてみてはいかがでしょう?