Others × Gourmet

2026.10.15

サパ観光3日間②|サパ観光で出会った少数民族の暮らし|20代女子が体験した村歩きとバクハー市場

今回の旅は、20代女子がベトナム・サパのリアルを潜入調査!

 

 

ベトナム旅行といえば、ハノイやホーチミン、ダナンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

でも、ベトナム北西部にある山岳リゾート・サパには、都市観光とはひと味違う旅の魅力があります。それは、雄大な自然の中で、現地の人々の暮らしや文化に触れられること。

 

全2回でお届けするサパ旅行記。前編では絶景やファンシーパン山などを紹介しましたが、今回はその後編です。まだ前編を読んでいない方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください!

 

今回の旅で訪れたのは、黒モン族が暮らすカットカット村、赤ザオ族との交流が印象的なタフィン村、そして多くの少数民族が集まるバクハー市場。実際に足を運んでみると、写真を撮るだけでは終わらない、驚きと発見の連続でした。

 

「観光地を巡るだけでは物足りない」

「旅先の人々や暮らしに触れてみたい」

 

そんな方にこそ知ってほしい、20代女子が体験したサパ旅行の魅力をお届けします!

 

カットカット村:手仕事と美しい渓谷に出会う、ずっと歩いていたい、黒モン族の村

 

今回最初に訪れたのは、サパの街から比較的近くに位置する、カットカット村(Cat Cat Village)。

ここには、藍染めや刺繍などの手仕事で知られる「黒モン族」が暮らしています。その名の通り町並みは”黒”を基調としており、藍染めや刺繍が特徴的です。村の入口で150.000ドン(約900円)のチケットを購入し、石畳の道を下っていくと、両側にはお土産屋さんがずらり。刺繍を施した帽子やバッグ、衣服、ぬいぐるみ、楽器など、手作りの品々が並びます。

 

 

「これもかわいい!あれも気になる!」ひとつひとつ眺めていると、なかなか先へ進めません。お店の人が気さくに声をかけてくれ、英語で会話できる方も。民族の手仕事を身近に感じながら、買い物を楽しめます。

 

 

ここで印象に残ったのは、手作りの品を買うだけではない、作り手の姿が見える体験。お店の中で刺繍をしている人がいたり、カゴを背負った黒モン族のおばあちゃんが刺繍の帽子を売っていたり。商品が生まれる背景や、そこに暮らす人々の姿を間近に感じられるのが魅力です。「サパに来たからには、こういう体験がしたかった!」そんな気持ちが自然と湧いてきました。

 

 

さらに坂道を下っていくと、川のせせらぎが聞こえ、景色が一変。村の高低差を生かした風景の先には、滝や渓谷、緑豊かな自然が広がります。

 

 

川辺では子どもたちが遊び、民族衣装を着て写真撮影を楽しむ人々の姿も。黒モン族の文化ショーが行われるなど、村にはさまざまな人が集まっていました。民族衣装をまとって楽しそうにポーズを取る人々を見ていると、こちらまで楽しい気分になります。意外だったのは外国人観光客だけでなく、ベトナム人の観光客も多かったこと。

 

 

村の中では、黒モン族の伝統的な藍染めの様子も見学できました。

 

 

美しい景色を眺めるだけでなく、手仕事や文化、そこで暮らす人々の姿にも触れられる、カットカット村。サパの魅力を知るなら、ぜひ訪れたい場所のひとつです。

 

 

 

タフィン村:赤ザオ族の女性たちとの、驚きと笑顔の交流

 

別の日に訪れたのは、「赤ザオ族」の村として知られるタフィン村(Ta Phin Village)。赤い頭巾や刺繍の入った衣装、薬草風呂などで知られています。バスを降りると、民族衣装に身を包んだ女性たちが次々とやって来て、私たちを歓迎してくれました。そして驚いたのが、村を歩いている間、女性たちがずっと一緒についてきてくれること!初めは正直少し戸惑いましたが、皆さんは終始にこやか。言葉や文化が違っても、身ぶりや簡単な英語を交えながら交流していると、自然とこちらも笑顔になります。そしてそんな彼らの装いにも注目です。女性たちが身につけているのは、観光客向けの衣装ではなく、普段から身につけている民族衣装なのだそう。そして装いひとつからも、地域に受け継がれてきた文化を感じられます。

 

 

村を歩くと、民家の軒下には主食やお酒にも使われるトウモロコシが並び、その先には棚田が広がっています。

 

 

さらに、藍染めの染料が緑がかった色から深い藍色へと変化する様子を実演してくれたり、野生の植物や薬草について教えてくれたり、ガイドブックを読むだけでは分からない、現地の人と一緒に歩くからこその発見が次々とありました。

 

 

古くからの文化や暮らしが残るタフィン村。外国人観光客の訪問を地元の人々はどう感じているのだろうかと思っていましたが、赤ザオ族のお母さんたちはとてもフレンドリー!片言ながら英語でコミュニケーションを取れることにも驚きました。特別に勉強したのではなく、観光客との交流を通じて自然と身に着けたのだそう。伝統を大切にしながら、出会いを力に変えていくたくましさに驚かされました。

 

 

そして、この村で忘れられない思い出になったのが、女性たちの物怖じしない積極性。 最後には手作りの刺繍品や雑貨を「買ってほしい」と熱心に勧められます。なるほど、これも交流の一部なのかと納得しつつ、その勢いにはびっくり。でも、不思議と嫌な気持ちにはなりません。フレンドリーに接しながら、自分たちの手仕事を売り込む姿には、日々の暮らしを支える商魂のたくましさが感じられました。今回の旅で最も強烈な印象を残したのが、タフィン村で出会った赤ザオ族のお母さんたちとの交流です。観光客とのコミュニケーションを通じて英語を身につけていく姿に、どんな環境にも適応して生き抜くサバイバルマインドを感じました。旅の思い出として鮮烈に心に残るとともに、伝統を生かしつつ時代に合わせるそのしなやかな生き方は、私も見習いたいと思うほどでした。

 

バクハー市場:まるで宝探しに目がキラキラ!五感で楽しむ、少数民族が集まるローカル市場

 

旅の最終日に訪れたのは、サパから車で約2-3時間の場所にある、同じラオカイ省の「バクハー(Bac Ha)」。お目当ては、毎週日曜日に開催される市場!事前に聞いていたのは、規模が大きく、朝早くから活気にあふれ、さまざまな少数民族が集まるということ。期待に胸を膨らませながら、午前10時ごろに到着すると、すでに人々の声が飛び交い、にぎやかな雰囲気に包まれていました。

 

 

「これは今日絶対面白い場所に来たぞ」と直感。市場の中にはテントがずらりと並び、野菜や果物、スパイス、薬草、衣服、農具などさまざまな品物が売られています。家畜や野菜の種まで並んでいて、歩くたびに新しい発見が!「これは何?!」「あっちには何があるんだろう?」気になるものが次々と現れ、まるで宝探しのような感覚で、つい足を止めてしまいます。スパイスの香りが漂い、家族と一緒に商いをする子どもたちの声が聞こえてくる。目で見るだけでなく、香りや音、その場の空気まで楽しめ、五感すべてでローカルを感じられるのが、バクハー市場のおもしろさです。

 

 

誰にでもオープンな市場なので外国人観光客でも非常に行きやすく、実際に自分たち以外にもアジアや欧米からの観光客を目にしましたが、観光客向けに特化した空間というわけではなく、あくまで地元の人々が日常生活のために利用する場。特に山々に暮らす少数民族にとって、農産物や生活必需品などを売買する貴重な場となっています。さらに、市場は親戚や友人との再会の場であり、若者たちにとっては新たな出会いが生まれる社交の場でもあるそう。普段、スーパーで値札のついた商品を買うことが当たり前の私にとって、採れたものを持ち寄り、人と人が顔を合わせて売り買いする風景はとても新鮮でした。

 

 

市場には、その場で食事を楽しめる場所もあります。大きな鍋で調理されたベトナム料理を囲む人々の姿は、まさに地元の食堂そのもの。今回は現地ガイドさんが一緒だったので、気になったものについて尋ねたり、香りを確かめたり、少し味見をさせてもらったりすることもできました。

 

 

地元の人々は朝6時ごろから市場に集まるそう。午前10時でも十分活気がありましたが、もっと早い時間から始まっていると聞いてびっくり!外国人旅行者でも訪れやすいのに、地元の人々の日常を間近に感じられる、満足感が、バクハー市場ならではの魅力です。観光地とはひと味違うローカルな体験をしてみたい方におすすめしたい場所です。

 

サパ旅行で出会った、人と文化がつくる特別な思い出!

 

今回紹介したのは、カットカット村、タフィン村、バクハー市場の3か所。美しい渓谷や棚田に心を奪われ、受け継がれてきた手仕事に触れ、現地の人々との思いがけない交流に驚く。そんな体験を通して、サパには景色を見るだけでは終わらない魅力があると感じました。ハノイやホーチミン、ダナンとはまた違う、ベトナムの一面に出会えるサパ。

 

「次の旅では、現地の暮らしや文化にも触れてみたい」

「定番の観光地とは少し違う場所へ行ってみたい」

 

そんな方は、次のベトナム旅行の候補にサパを加えてみませんか?

きっと、写真やガイドブックだけでは伝わらない出会いが待っています。

おすすめ記事Recommended Story