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2026.10.08

サパ観光3日間|20代女子が見つけた、絶景と想像以上の非日常①

「ベトナム旅行」と聞いて、どんな景色を思い浮かべますか?

カフェやショップめぐりが楽しいハノイの街並み?

活気あふれるホーチミン?

それとも、青い海が広がるリゾート?

 

今回、20代女子の私が向かったのは、そんなイメージとは少し違う場所。ベトナム北西部、中国との国境に近い山岳地帯にあるサパ(Sapa)です。

 

標高約1,500mに位置するサパは、壮大な棚田や少数民族の暮らし、雄大な山々に囲まれた山岳リゾート。日本ではまだあまり知られていませんが、欧米からの旅行者を中心に人気を集めている場所です。実際に3日間過ごしてみると、そこには「ガイドブックで見るサパ」だけでは分からない魅力がたくさんありました。

 

寝台列車で夜のハノイを出発し、標高3,143mの山頂へ。

霧に包まれたと思った数秒後には、目の前に青空が広がる。

さらに、雄大な自然のすぐそばには、夜まで賑わう街並みがある。

 

「こんなベトナムがあったんだ!」

 

そんな驚きの連続だった、20代女子のリアルなサパ旅行を2回に分けて紹介します。

 

 

ベトナム航空のビジネスクラスからサパ旅行がスタート

 

今回の旅は、ベトナム航空「VN311便」で成田からハノイへ。朝9時30分に成田空港を出発し、13時10分にハノイ・ノイバイ国際空港へ到着する約5時間30分のフライトです。鮮やかなアオザイのユニフォームに身を包んだキャビンクルーがフレンドリーに迎えてくれ、旅の始まりから気分が高まります。

 

 

機内食は洋食をチョイス。生春巻きなどベトナムらしいメニューに、温かいメインディッシュ。そして、大きなプレートから自分で選べるスタイルのデザートまで。まるで空の上のレストランにいるようで、思わずテンションが上がります。

 

 

普段は「飛行機に乗ると長く感じるな」と思うこともありますが、今回ビジネスクラスの座席が想像以上に快適。なんと、「飛行機を降りるのが名残惜しい」「機内にもっといたい!」と思ったのは生まれて初めてでした。

そして、ここからいよいよサパへ向かいます。

 

 

 

はじめての寝台列車。夜のハノイを出発して、サパへ

 

今回の旅の目的地・サパは、ハノイから約320km、中国国境に近いラオカイ省に位置するベトナム北西部の街です。標高約1,500mの山岳都市で、年間平均気温は15~18℃。避暑地・リゾートとしても人気があります。ハノイからサパへ向かう今回の移動手段は、Chapa Expressの寝台列車。実は人生初の寝台列車。

 

「ちゃんと眠れるのかな?」

「車内はどんな感じなんだろう?」

 

少しドキドキしながら、夜の駅へ向かいます。

 

 

ホームに到着すると、そこには長い列車が何台も停車していました。夜遅く、大きな荷物を持って列車に乗り込む。それだけでも、いつもの旅行とは違う冒険の始まりのようで、ワクワクが止まりません。そして、列車を見てびっくり。外装も内装も、想像していたよりもカラフルで、キレイで、かわいい!まるで洋画の世界に入り込んだよう。「これからどこへ行くんだろう?」そんな冒険気分を乗せて、列車は夜のハノイを出発します。

 

 

 

ホテルみたいに快適!想像以上だったサパ行き寝台列車

 

客室は2名部屋。ベッドはホテルのようにきれいに整えられ、アメニティやスナックまで用意されています。さらに、1車両に1つずつトイレと洗面台もあり、思っていた以上に快適。列車は22時ちょうどにハノイ駅を出発しました。少しガタンゴトンと揺れますが、その揺れもなんだか新鮮。むしろ眠るにはちょうど心地よく、気づけば夢の中へ。正直、寝台列車がここまで快適だとは想像していませんでした。

 

 

約8時間の列車の旅。

そして翌朝、目を覚ますと――

車窓の景色が一変していました。

 

 

 

朝、目を覚ますと山の世界へ。ラオカイからサパへ

 

外はすっかり明るくなり、窓の向こうには山々が広がっています。地図を開いて現在地を確認すると、ハノイからずいぶん遠くまで来たことを実感。列車は翌朝5時55分、ラオカイ駅に到着しました。朝早い時間にもかかわらず、駅には列車を降りてきた人だけでなく、迎えの車も多く、活気があります。ここからさらにバスに乗って約1時間のサパへ。夜のハノイから寝台列車に乗り、朝には山岳地帯へ。移動そのものが、すでに旅の思い出になっていました。そしてサパに到着した私を待っていたのは、さらにスケールの大きな体験でした。

 

 

 

標高3,143mへ!ロープウェイで行くファンシーパン山

 

サパ観光で外せないスポットのひとつが、サンワールド・ファンシーパン・レジェンド(Sun World Fansipan Legend)。今回のお目当ては、標高3,143mのファンシーパン山です。標高3,000mを超える場所に行くのは、登山を含めても人生初。「いったい、どんな景色が見えるんだろう?」期待に胸を膨らませながら、まずはサパの街の中心部にある「サパ駅」へ向かいます。ここから登山列車に乗ること約10分。

 

 

ムオンホア(Muong Hoa)駅に到着すると、次はホアンリエイ(Hoang Lien)駅から、約20分のロープウェイの旅がスタートします。

 

空を飛んでいるみたい!ロープウェイから見えた絶景

 

ロープウェイが山を上っていくにつれて、窓の外の景色もどんどん変わっていきます。目の前に広がるのは、雄大な山々と棚田。一面に広がるパノラマビューを眺めていると、まるで空を飛んでいるような不思議な感覚になります。

「ずっと見ていたい……」

そう思ってしまうほど、自然のスケールに圧倒されました。

 

 

そしてロープウェイを降りた瞬間、さらに驚きが。

「寒い……!」

さっきまで街中にいたのに、明らかに気温が下がっています。空には霧がかかり、あたり一面真っ白。「え、さっきまで街中にいたよね……?」まるで別世界に足を踏み入れたような神秘的な景色です。

 

 

 

標高3,143mに到着!同じ場所なのに、数秒で景色が変わる

 

徒歩で階段を上るか、ケーブルカーを利用してさらに山頂へ。

そしてついに――

標高3,143mの山頂に到着!

✨️山頂では、到着したタイミングで運良く国旗掲揚セレモニーが行われていました。

 

 

ただし、ファンシーパン山の天気はとても変わりやすいようです。雨が降ってきたと思ったら、数秒後には強い雨に。かと思えば、今度は晴れ間が広がる。実際、同じ場所であっても、さっきまで霧がかかり空が白かったのが(写真左)、そのわずか5秒後には雲が切れて晴れ間がさし景色がパッと開ける(写真右)というようなことが何度もあり、さっきまで見えなかった景色が、突然目の前に現れる。写真だけでは分からない、山の自然そのものを五感で体験する時間でした。

 

 

 

【実体験】ファンシーパン山へ行くなら知っておきたい2つのこと

 

実際に標高3,143mまで行ってみて、特に印象に残ったポイントが2つあります。

 

① 標高3,000m超え。最初は無理せずゆっくり!

ロープウェイで一気に標高を上がるので、初めは特に高山病に注意が必要だと感じました。実際、いつも通りに階段を上ろうとするとすぐに息が上がってしまい、「こ、これが標高3,000mか…!」と初めて「酸素が薄い」という環境を実感。階段は一段ずつゆっくりと、深呼吸をしながら急がずに進むことを意識しました。気づけば数分で身体が慣れていたようです。無理に周りの人にペースを合わせようとせず、自分のペースでゆっくり進むことが大切だと感じました。

 

② 山頂は想像以上に寒い!長袖&歩きやすい靴がおすすめ

山頂は地上とはまったく違い、秋のような涼しさ……というより、雨が降るとかなり寒く感じました。ロープウェイを降りたタイミングで長袖を着る人も多かったので、長袖は持っていくのがおすすめです。私はサンダルを履いていき、登山のように険しい道を進むわけではないので疲れの辛さはなかったものの、雨が降ったので足から冷えてしまい、「靴で来ればよかった……」と少し後悔。これから行く人は、服装や足元の準備も忘れずに。

 

 

 

標高3,000m超えでコーヒータイム!? ファンシーパン山のスタバへ

 

そして、アジアで一番標高の高いスターバックスコーヒー(the highest STARBUCKS in Asia)が、ここファンシーパン山にあるんです!ココナッツコーヒーやベトナム限定ドリンクも楽しめます。山頂付近で景色を眺めながら、ちょっとひと休み。「こんな高い場所でコーヒーを飲んでいる!」という体験そのものが、なんだか特別に感じられました。

 

 

 

 

20代女子が感じた、サパ旅行の魅力。実は「街歩き」も楽しい!

 

サパ旅行で印象に残ったのは、ファンシーパン山のような大自然だけではありません。むしろ、実際に滞在してみて強く感じたのが、サパの街そのものの面白さでした。まず驚いたのが、日本人観光客の少なさ。世界の主要な観光都市では、どこへ行ってもある程度日本語が聞こえてくるものですが、今回のサパ滞在中、日本語を聞いたのは街中で一度だけ。珍しさもあって、お互いに目を合わせ、「日本の方ですか?こんにちは~!」と挨拶したことも、旅の思い出になりました。

 

 

 

「静かな山の街」だと思っていたら……夜のサパは意外と賑やか!

 

主要な観光スポットだけでなく、サパの街に滞在するということ自体がユニークな体験。正直、ハノイから離れた山岳地帯なので、静かな小さな街を想像していました。ところが、実際に訪れてみるとイメージとは違います。飲食店やショップが立ち並び、人々で賑わいながらも、都会のような不快な混雑はありません。特に夜になると街はさらに活気づき、明かりが灯った街並みがキラキラと輝きます。そして、その街のすぐ先には雄大な山々と自然が広がっている。このギャップがサパならではの魅力でした。「ベトナムの主要都市には既に行ったことがある」「ひとひねり加えた、刺激のある旅がしたい」「ちょっとマイナーな場所に行ってみたい」そんな方には、「賑やかな街」と「圧倒的な大自然」が隣り合わせのサパをぜひオススメします。

 


サパの旅は、まだまだ続きます

 

今回は、寝台列車からファンシーパン山、サパの街歩きまで、20代女子が体験した旅の前半をご紹介しました。


次回は、さらにサパの魅力を深掘りします。

後編もぜひお楽しみに!

 

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