ホーチミン市から北西へ約100km、タイニン省にあるバーデン山を皆さんはご存じですか? 標高は 986m。メコンデルタで一番高い山で、中腹にはお寺もあり参拝も兼ねて訪れる人が多い山です。
以前は歩いて登っていましたが、今ではロープウェイを使って頂上へ。始発駅となるバーデン山麓駅は、世界最大のロープウェイ乗り場としてギネス認定されました。この駅は周辺の山を模した波打つような屋根が特徴で、とても大きな乗り場となっています。また、このタイニン省はクメール文化やコロニアル文化、そしてカオダイ教という独自の新興宗教があり、独特な色彩や建築様式などがとても印象に残ります。駅舎内のインテリアなどにそれらを見てとることができます。
このロープウェイは「バンソン」という頂上までを結ぶ路線(約8分)と、「ハン寺」というお寺まで(約5分)の2路線があります。ロープウェイからの眺めは開放的で、つかの間の空中散歩を。山頂に到着すると、下界よりひんやりする山の風が心地よく吹いています。広く広がる田園風景はとてものどかで、日が当たってキラキラした様子をご覧いただけます。
お寺への参拝だけではなく、山麓には湖や公園内散策も楽しめるので、ご家族にはちょっとしたピクニック気分でお出かけいただけます。山登りが好きな方にはぜひトレッキング目的で。写真映えスポットにも適しているので、最高の景色を写真に収めてみてください♪