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2019.02.01

ベトナムのお正月「テト」

  • 縁起物とされるキンマの葉やビンロウの実をお供えする。

  • テトが明けると、日本お正月と同様にお寺に新年の参拝に行きよい一年間になることを祈念する。

  • ダナンのテト期間中には華やかな花で飾るフラワーロードが出現する。

ベトナム最大の祝日テトは旧暦でお祝いするお正月。ご先祖さまたちの魂もテトになると戻ってこられるというから、まさに盆と正月が一緒に来るようなもの。

 

旧暦に基づいているので毎年日にちが変わるが、今年の元日は2月5日。2月2日~2月10日の9日間がいわゆるお正月お休み。いつもは離れ離れに暮らしていても、テトには家族集まって一緒に過ごす。

 

テトの前には家を大掃除。新年を気持ちよく迎えたい思いは万国共通だ。そして、ピンクの桃の花、黄色い梅の花などラッキーカラーで家を飾る。テトのご馳走といえばバンチュン。ご先祖さまに捧げる大切な供物でもある。米と豆や豚肉などをバナナの葉などで四角く包んで10時間ほど茹でたもの。出来上がるまでは家族団欒の時間だ。

 

旅行者はこの時期に訪れると、個人商店が休みだったり、ホテルや食事が通常より料金アップしているなど不都合なこともあるけれど、テトならではの雰囲気を楽しめる特別な体験もできる。テトの飾り花やお菓子が路上でたくさん売られ、テトの準備をする買い物客で街は一層賑わっている。

 

テト中のホーチミン、ハノイ、ダナンなどの都市では色とりどりの花で飾ったフラワーロードが設置され、イベントや屋台で盛り上がっていて、旅行客もテトの雰囲気を一緒に楽しめる。この時期はテトの影響が少ないリゾート地と都市部の両方を訪れて、それぞれの雰囲気を楽しんでしまおう。

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