タンソンニャット空港から国内線で40分、うだるような暑さと喧噪はどこへやら。ベトナム中部高原地帯のダラットは清々しい空気で朝夕は寒いくらい。ここはフランス人によって一から開発された避暑地。景観に似合う人口の湖を造り、その周りに教会、学校、ゴルフ場、ホテルを建て、街から少し離れた場所にワイン工場まで建設。
ダラットは冷涼な気候から高原野菜と花とワインの町としても有名。近年、タイや中国などアジアでもワイン造りが盛んになってきたけど、ベトナムは19世紀のフランス統治時代から製造しています。しかし、フランスとは全く異なる緯度と気候ゆえ、試行錯誤した結果、食用のカルディナルにマルベリーを加えて軽やかでフルーティーな飲み心地に。最近では、カベルネソーヴィニオンやメルロでも生産されている。テーブルワインとして楽しめるのは、ヴァン・ダラット・エクセレンスのカベルネ&メルロ。白ワインはシャルドネのさわやかな酸味を感じるきりりとした辛口。どちらも魚介やベトナム料理によく合う(揚げ春巻きやソフトシェルクラブとか!)さっぱりとした味わい。美味しく飲むために赤ワインは18~20℃に、白ワインは14℃ほどに冷やすといい。お土産に購入する前に、まずは現地で味わってみて!