Ho khanh (ホーヘン)という男性により発見された(所説あり)この洞窟は、その美しさから「天国の洞窟」と名付けられました。2010年に一般公開され、圧倒的なスケールと美しさを観光客も見ることができるようになりました。ゲートウェイとなるドンホイ空港から、車で約1時間。ここでは、欧米人やベトナム人観光客を多く見かけました。
売り場でチケットを購入し、洞窟の入口までは徒歩またはカート乗車を選ぶことができます。私は迷わずカートを選択。あっという間に到着です。
到着後は階段が待っているため、ここでは体力温存!ガイドさんによると、この階段は524段あり、10分くらいかかるそう。階段を利用せず、800メートルほどのスロープを歩く選択肢もありますが、階段よりも距離が長くなります。どちらもハードなことには変わりありません。
私は階段を選択し、途中休憩を挟みながらゆっくりゆっくり登りました。外にある階段を登っていると蒸し暑い・・・リュックが重い・・・
登りきったところに、天国の洞窟への入口が待っています。
入るとすぐ目下にライトアップされた幻想的な世界が広がり、涼しさに安堵しつつ美しい世界を堪能しました。疲れも吹っ飛びます。
ここから1キロメートル先まで、探検が可能になっています。天井までは高いところで80メートルもの高さがあり、滝のように上から伸びてきている鍾乳石が、自然にタコ、象、家などの形に成長し、何に見えるかを想像しながら歩きました。触れる範囲に石灰石があるので、ツルツルを実感することもできます。
巨大な美術館の中に飛び込んでしまったような世界・・・3億5千年前からある洞窟は、さすがにスケールが違います。
大雨の場合、中に入れないこともあります。また体力を使うため、1日でも若いうちに行くのがおススメ。
この観光用通路を1キロメートル先まで行くと、一旦行き止まり。ただ、小さな階段があって下りられるようになっていました。この先に進めるのはアドベンチャーコースという、ここから更に7キロメートル先まで続く、カヤックに乗ったりするコースに申し込んだ人のみ。
天国の洞窟は、個人旅行ではなかなか行きにくい場所に位置しています。私はドンホイ市内にあるサンスパリゾートに宿泊し、事前にホテルでツアーを申し込みました。
なかなか体験できない秘境。一見の価値ありです!