シンチャオ!皆さんこんにちは
ベトナム中部のホイアン市に属する離島「チャム島」。
ホイアンの港からスピードボートに乗って約30分で到着する島は、年々多くの旅行者から魅力ある観光地として注目を集めています。今回は、チャム島の観光名所、行き方、注意点についてご紹介いたします。

大小合わせて約4000島があると言われているベトナム。
その中でもクアンナム省ホイアン市にあるのが、チャム島(諸島)です。
チャム島は、8つの島からなるホイアンから約20キロ離れた諸島であり、最大の面積を誇るクーラオ島(hòn Cù Lao)をはじめとし、コ―メー島(hòn Khô Mẹ)、コーコン島(hòn Khô Con)、ラー島(hòn Lá)、ザイ島(hòn Dài)、モー島(hòn Mồ)、タイ島(hòn Tai)、オン島(hòn Ông)で構成されている諸島全体で約3000人*が暮らす有人島です。
チャム島は、2009年にユネスコにより正式に生物圏保護区に指定されており、一日3000人の人数制限が設けられています。
また、ベトナムのレッドデータブック(絶滅のおそれのある野生生物について記載したデータブック)に指定されている稀少な生物も多く生息しています。
手つかずの自然の美しさや、透明度の高い海があり、シュノーケリングやスクーバダイビング体験も可能で、カラフルなサンゴや熱帯魚を見ることができるとあって、国内の観光客だけでなく外国人の観光客も魅了しています。
*VnExpress「Cẩm nang du lịch Cù Lao Chàm」
チャム島は日帰りもしくは一泊二日での観光が主です。宿泊する場合は大型ホテルなどはないので、民泊になります。
以下では主なチャム島の観光名所や過ごし方をご紹介します。

チャム島のメインビーチである、フオンビーチ(Bãi Hương)。
白い細かな粒子の砂浜と、小さなローカル海鮮店が数件並び、砂浜にはビーチベット、海にはキッズ用の遊具が置いてあります。
チャム島にはその他にもいくつかのビーチがありますが、どのビーチも潮の流れも穏やかなのが特徴です。

約3000人が住んでいるチャム島では、高台からのどかな漁村の風景を楽しむことができます。産業は主に、漁業、農業、観光のみで、幼稚園、小学校、中学校もあります。
どこか日本も彷彿とさせる素朴でのどかな雰囲気をお楽しみください。

メインビーチであるフオンビーチ(Bãi Hương)やセップビーチ(Bãi Xếp)をはじめ、チャンパ古井戸、ハイタン寺(chùa Hải Tạng)、遺産のガジュマルの木(cây đa di sản)などの見どころがあります。
チャム島の船着き場付近には、毎日バイクツアーを行ってくれるおじさんたちが並んでおり、当日島めぐりツアーの申し込みをして見て周ることが出来ます。

チャム島最大の目玉アクティビティと言えば、シュノーケリングとダイビングです。
シュノーケリングは船代を含まずに200,000VND程度で行うことができ、ダイビングは800,000VND(写真&動画撮影付きは1,000,000VND)程度となっています。
ダイビングを行いたい場合は、英語対応可能のダイビング専用のツアー会社がありますので、そちらからツアーの申し込みを行いお迎えの車や船とセットのパッケージプランで訪れるのが人気です。

チャム島は漁業も盛んです。多種多様な魚介類が生息しており、Bào ngư(アワビ)、Ốc vú nàng(カサガイ)、Sò mai(タイラギ貝)、Cua đá(紫オカガニ)、Nhum biển(ウニ)等々たくさんの海産物をお楽しみいただけます。
チャム島へは、クアダイ観光港(cảng du lịch Cửa Đại)からスピードボートに乗って行く必要があります。
クアダイ観光港へは、タクシー、バイク、バス(LK02路線)のアクセスがあります。

Cảng du lịch Cửa Đại
ホイアン・ダナンからチャム島までは、多くのツアー会社によって、日帰りや1泊2日ツアーが組まれています。ホテルまでの送迎付きであることが多く、気軽に行けると初めての旅行者の方にも人気です。
「チャム島ツアー」「チャム島ダイビング」などのワードで検索してみてください。
クアダイ観光港では、現地でチケット販売をしている会社もあります。
2024年6月時点では2社のみ確認でき、時間はいずれもクアダイ観光港発チャム島着が8:00発と13:30発、復路が7:00発と13:00発となっています。
片道の乗船時間は約30分が目安です。また高波の場合は季節問わず運行が中止になるためご注意ください。
スピードボート | アクティビティ | ||
往復価格(日帰り) |
往復価格(宿泊) |
シュノーケリング |
スキューバダイビング |
550,000VND | 600,000VND | 200,000VND |
800,000VND |
公式ホームページ:ー
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公式ホームページ:https://culaosinh.com/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100063650887093
■ ごみの捨て方には配慮しよう
ビニール袋を削減するために2009年ごろから観光客はビニール袋やプラスチック系のゴミをチャム島に持ち込まないように注意が呼びかけられています。
島内では紙袋や環境に優しいバイオマスポリ袋等が使用されているなど環境に配慮した取り組みが行われているため、旅行者の方もごみは捨てずに持ち帰るもしくは適切な場所に捨てるといったことを守りましょう。
■ 日焼け対策は万全に!
ベトナムは日差しが強いため、日焼け対策は必須です。
ウォータープルーフの日焼け止めを持参するのはもちろん、サングラスや帽子、薄手の長そでの上着などもあると良いでしょう。
■ 海での事故に注意!自分で出来る管理をしよう
チャム島では2022年2月に39人乗り(乗客36人、運転者3人)のスピードボートがチャム島からクアダイ観光港に戻る途中で、到着まであと約2キロというところで大波に打たれて転覆し、17人(ベトナム人旅行者)が死亡したという事故がありました。
同じような大きな船転覆事故は国内のカンゾーやホーチミン市、ハロン湾などでもあるため、船では必ずライフジャケットを着用し、乗船中は勝手な行動はしないなど、自分で出来る安全管理は徹底するようにしましょう。

今回はホイアンの港から約30分で訪れることができるチャム島(đảo Cù Lao)についてご紹介致しました。
敷居が高いように感じるチャム島ツアーですが、旅行者に人気の観光地の一つであり、ベトナム人の他に欧米人やアジア系の方も多くいらっしゃいます。
ビーチや島などの自然に触れあいたい!という方は是非訪れてみてはいかがでしょうか♪
※2024年6月時点情報です。行く際は最新情報をお確かめ下さい。
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【出典】Danang.Style