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2019.11.06

古都フエでしっとり宮廷雅楽を鑑賞

  • 華やかな衣装を纏った女性たちが舞う伝統舞踊

  • アクロバティックな獅子舞も見応えあり

  • 広大な王宮の敷地内は歴史の重みを感じることができる

中部の古都フエは、ベトナム最後の王朝の都が置かれていたところ。情緒あふれる観光スポットが多く存在します。最大の見どころとなる王宮は、世界遺産に登録されている建築物の中でも最高峰。広大な敷地内には、宮廷文化を今に伝える建築物が多く残っています。その一つである閲是堂は、2代皇帝のミンマン帝の命により1826年に建設されたベトナム最古の劇場。ここでは、ユネスコの無形文化遺産に認定されているニャニャックと呼ばれる宮廷雅楽を観賞することができます。

 

ニャニャックは、ベトナム最後の王朝だったグエン朝(1802~1945)の宮廷音楽で、祭事などで演奏されてきました。今も皇帝や皇族たち、外国の大使がフエに訪れた際に披露しています。2017年には現上皇ご夫妻も鑑賞されました。一般公開もされていて1日に2回、午前10時と午後3時に公演しています。楽器の演奏だけでなく、ベトナムの獅子舞、アオザイを着た女性の舞、戯曲と多彩な内容になっていて見応えは十分です。公演時間は40分で王宮の入場料とは別に20万ドンが必要ですが、宮廷伝統芸術劇場付属雅楽団が奏でる音と伝統舞踊は一見の価値ありです。閲是堂内は、公演時間以外は無料で見学できます。宮廷音楽の楽器や戯曲で使う仮面などが展示されています。「雅楽」は日本では「ガガク」、ベトナムでは「ニャニャク」。どちらも中国から伝わり継承されてきたことから姉妹関係といわれています。意外な日本との共通点が多いベトナムは訪れる度に新しい発見と出会えます!

 

場所:王宮内の閲是堂

公演:毎日 AM10:00とPM3:00の各40分

料金: 200,000VND(王宮の入場料とは別に必要)

※観客数が5人以上集まらない場合は開催されません。

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