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旅行の基本は正しい知識で!ベトナムの気候

特に「ガイドブックの説明とはちょっと違う?」と感じたベトナムの気候について、しっかりじっくり実感解説!

ベトナムは南北に細長い国なので、地域によってかなり気候が違います。中部都市ダナンとフエの間に位置するハイヴァン峠を堺に、北部と南部に大きく分かれます。
ハノイやハロン湾などの北部は四季のような変化がある亜熱帯気候、ホーチミンなどの南部は年間を通じて夏のような気温の熱帯モンスーン気候。
旅行前に必ず心配するのが「雨季と乾季」ですが、実際に行ってみるとガイドブックなどではわからなかった事実が判明しました!

誤解 その1:雨期=梅雨じゃない!

雨季と聞くと「1日中雨なんてイヤ!」と日本の梅雨を思い浮かべますが、雨季と梅雨は全く違います。
たしかにデータを見ると雨季は降水量や雨の日が多いですが、

これはあくまでも降水量と降雨日数を月ごとにまとめた数字で、1日の天気を示しているわけではありません。

つまり、1日の間に何回か短いスコールがあったり、ほとんど傘のいらないような雨だったりで、合計すると降水量や雨の降る日が多くなるだけのこと!日本の梅雨のように、1日ずっと雨が降りっぱなしの日が何日も続くわけではないのです。

たしかに雨季は湿気が多くなって気温も上がります。でも、例えばスコールの前には32℃あった気温がスコール後には27℃に下がるなど、逆に過ごしやすくなる恵みの雨だったりするのです。

誤解 その2:スコールというより、”瞬間シャワー”

雨季にはスコールがありますが、これは現地で「マンゴーシャワー」と呼ばれる1時間程度のスコールで、“ザッと降ってスカッとやむ”雨。
頭上にある黒い雲の少し先には光が射していて、晴れ間が近づいてくるのがわかるくらいです。
ベトナムの人たちはそのことを知っているので、雨でも平気でバイクでブンブン!
バイク用のレインコートでおしゃれを楽しんだりしています。
スコールが来たら雨よけついでに近くのカフェに入って街の様子を眺めたり、撮った写真をゆっくり見せ合ったり、よかった場所について話したり。
ホーチミンやハノイなどの都市部ではおしゃれなカフェから歩道にプラスチックの椅子を出したカフェまで気軽に入れるカフェがいっぱいあるので、会話を楽しむベトナムの人たちのようなひとときを過ごすのもいいですよ。

誤解 その1:雨期=梅雨じゃない!

南北に細長いため地域によって気候が異なることは、ベトナムを訪れる人たちにとっては、実はうれしいメリットなのです。なぜなら、南北地域と中部地域は気候がほぼ逆になっているため、場所を選べば1年のうちのいつでも行きたいときに行って楽しめる国ということ。

日本から直行便で約6時間、時差はたったの2時間。
夏休みには中部のビーチリゾートを満喫、秋~春にはハノイやホーチミンでベトナム三昧 etc…。行きたいときにサクッと行けて生活リズムの負荷も少なく、リーズナブル。
ベトナムは、上手に計画を立てれば1年中楽しめる国なのです!

地域ごとの気候の特徴

地域によって気候が変わるだけに、ぜひ持って行きたいのが温度変化に対応できるアイテム。はおりものや巻き物系は軽くてかさばらないのでぜひ。

北部

春夏秋冬と四季があり、夏場(5月~9℃頃)は30℃以上、冬場(12月~2月頃)は10℃を下回ることも。冬は防寒アウターが必要ですが3月頃から春らしくなり、4月末頃から徐々に気温が上昇していきます。北部の夏は蒸し暑いので、さらりとした素材のアイテムがあると快適に過ごせそう。

中部

乾季は3月~8月。8月下旬~11月頃までは台風シーズンなので注意が必要!1月~3月頃にかけて降水量が減って気温も上昇してきます。乾季は湿度が高くて蒸し暑くなるので、熱中症対策も忘れずに。

南部

11月~4月が乾季で、3月~5月が最も気温が高くなります。10月頃から気温が下がり、12月以降は暑過ぎず寒くもなく快適!気温が低くても降水量が少ない1月は隠れたオススメシーズン。